健康診断や人間ドックでもおなじみの「腹部超音波検査(エコー検査)」。
でも実際に、「どんな時にこの検査を受けた方がいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、腹部超音波検査を受けるべき主な症状やタイミングについてわかりやすく解説します。
腹部超音波検査ってどんな検査?
超音波(エコー)検査とは、体に超音波を当てて、その反射を画像にする検査です。
放射線を使わないため身体への負担が少なく、妊娠中の方や高齢の方にも安心して受けていただけます。
詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック!
➡ 腹部超音波検査とは?どんなことがわかるの?
こんな時は受けておくのがおすすめ!
多くの人は↓これだと思います。私もそうです(笑)

「どこも痛くもないのに…予防のためにわざわざ病院やクリニックに行くのは面倒くさい。」
そこで、手間がかからないように定期健診のタイミングでオプション検査をしましょう!
ただし!その分お金も時間もかかるので、以下のチェックリストに1つでも当てはまるなら
健診・ドックでの追加オプションを検討してみてください。
セルフチェックリスト
- ☐ 過去の健診で肝機能異常(AST・ALTなど)を指摘されたことがある
- ☐ お酒をよく飲む
- ☐ 脂肪肝が気になる
- ☐ 胆石症や胆のうポリープが家族にいる
- ☐ 高血圧や糖尿病がある
- ☐ お腹に違和感がある
- ☐ 50歳以上でがんが気になる
- ☐ 超音波検査を1回も受けたことがない
→ 2項目以上あれば、腹部エコーの追加オプションを強くおすすめします!
こんな症状があるときは要注意!
もし以下のような症状がある場合は、腹部超音波検査の保険適応となる可能性があります。
健診やドックではなく病院やクリニックにかかりましょう。
そうすることで検査がより詳しくなり、診断や治療(処置や薬の処方)がより迅速になります。
具体的な症状一覧
- 腹痛
- みぞおちの痛み
- 右下腹部や左下腹部の違和感
- 胃の痛み、胃もたれ
- 背中の痛み(特に右側)
- 吐血
- 黒い便(タール便)
- お腹の張り(膨満感)
- 胸やけ
- ゲップやおならの増加
- 吐き気
- のどの違和感
- 慢性的な便秘
- 便が細くなった
- 下痢
- 血の混じった便
- 便潜血検査で陽性
1つでも当てはまる場合は、無理をせずに早めに医療機関を受診しましょう!
検査を受けるにはどうすればいい?
腹部超音波検査を行うかどうかを決めるのは医師です。
まずは医師に症状をしっかりと伝えたうえで、医師が必要と判断すれば検査が行われます。
自分から「超音波検査してください」と伝えても、医師の判断によっては他の検査(CTや内視鏡など)が優先される場合もあります。
逆に、本人が気にしていなくても、診察の結果で腹部エコーが必要と判断されるケースもあります。
大事なのは「正確に伝えること」
自分の症状を正確に医師に伝えることが、適切な検査や治療への第一歩です。
受診時に伝えるべきポイント
- いつから症状が出たのか
- どのような症状か
- どこが痛いか(気になるか)
- どんなタイミングで悪化・軽減するか
- 食事との関係があるか
- 排便の変化があるか
- 気になる過去の病歴
- 普段と何がどう違うのか
私の虫垂炎の例

4日前に気持ち悪くなりました。
3日前にみぞおち辺りが痛くなりました。気持ち悪さは無くなりました。
今はお腹の痛みは右下の方だけですが、熱もあり歩くと痛みが響きます。
食事は問題なく食べれています。トイレも問題ありません。
当時小学生だったので、腹痛の中これを自分が言ったわけではありませんが、母が看護師なのでこれくらいの説明はしてくれていたはず(笑)
最後に
お腹の違和感は、軽い不調から重大な病気まで幅広い原因が考えられます。
腹部超音波検査は、痛みもなく簡便に行える有用な検査ですので、少しでも気になる症状がある方は、迷わず医療機関に相談してみてくださいね。
また私の虫垂炎を例とすると、病院に行くまでに3~4日空きましたが、2日間はしっかり学校に行ってます(笑)虫垂炎は比較的よく聞く事がある病気だと思います。
最初は大したことなかったのに実は手術をするかどうかの病気でした。これは極端な話になってしまいますが、ずーっと放置してしまった場合は最悪のケースになりうる病気です。皆さんもそうならないように少しの違和感に気づいて、病院・クリニックに相談してみてください。